えっ!コレッて病気!?
家庭の医学でチェック
卵巣のう腫
卵巣のう腫は、卵巣の中に分泌液が溜まって腫れてしまうものです。ブヨブヨした水風船みたいなものになってしまい、たまる液体の種類によって皮様のう腫、偽ムチンのう腫、しょう液性のう腫の3種類に分けられます。
▼皮様のう腫
菌や毛髪、歯、骨などが混じってドロドロの脂状のものが詰まったもので、成熟期の女性に見られ、妊娠中に見つかることも多い。
▼偽ムチンのう腫
粘り気のある液体が詰まったもので、更年期の女性にできることが多い。
▼しょう液性のう腫
水みたいなさらさらした液が袋の中にたまる状態で、10代から30代の若い女性に最も多く見られる。
▼充実性腫瘍
カチカチの硬いコブのようになり、ほとんどが悪性。
卵巣はお腹の奥の方にあるので、「沈黙の臓器」とも呼ばれています。なぜなら、腫瘍が小さいうちはほとんど症状が現れないため、発見が遅れてしまうことが多いからです。大きくなったのう腫は、わき腹を触った時、しこりを感じることもあります。腰痛、下腹部痛、生理不順、腹水が大まかの症状ですが、これらは子宮筋腫などの別の病気にも現れるので間違いやすいかもしれません。
また、卵巣が根元からねじれてしまう「茎捻転(けいねんてん)」を起こすと下腹部に激しい痛みが起こります。腫瘍が悪性と疑われるもの、茎捻転を起こしたとき、のう腫が握りこぶしより大きくなったときは手術が必要となります。良性の場合は腫瘍のみの摘出ですが、かなり大きくなっている場合は、卵巣ごと摘出しなければならなくなります。しかし、卵巣は2個あるので、残った方が正常に機能していれば妊娠は可能となります。
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